THE BRIDGE ザ・ブリッジ

このお話は2011年に放映された連続ドラマで、スウェーデンとデンマークの合作の推理ドラマです。
2013年にはアメリカとメキシコ国境に設定を変えたアメリカ版もリメイクされ、日本でも配信されているようです。
スウェーデンとデンマークの国境に架かる橋で事件は起こります
島国の日本で暮らしていると、橋を一本渡っただけで、国が違うっていうのは少し不思議な気がしますが、このドラマは、そんな国境にかかっている「オーレンス橋」に女性の遺体が横たわっていることから始ります。
スウェーデン、デンマーク、それぞれ警察が駆けつけますが、遺体がスウェーデンの政治家だったため、最初はスウェーデン側で調査することになるんですね。
主人公はスウェーデンの刑事サーガ・ノレーン (ソフィア・ヘリーン)とデンマークの刑事マーティン・ローデ (キム・ボドゥニア)なんですが、字幕でドラマを見ていると、二人の発音が違うのにちゃんと会話出来ているんですよね。
でも、どう聞いても母国訛りの英語でもないようで、何語で喋ってるんだろうなと思っていたら、流石は隣国、スウェーデン語、デンマーク語のほかにもノルウェー語はお互いにとてもよく似ていて、自国語同士で会話をしても意思の疎通が出来るんだそうです。
ただ、デンマーク語の発音が難解で若干聞き取りにくいらしいです。
一話目でもサーガがマーティンの苗字を聞き返してアルファベットで説明されているシーンがありました。
これも日本でいうと、他県の人と普通に会話は出来ても、時々聞き返さないと分からない言葉があるって感じるのと同じなんでしょうね。
遺体を運ぼうとしたとき、上半身と下半身が切断されていることが判明し、検視の結果、下半身は一年前に既に死んでいて冷凍されていたものだったことと、デンマーク人の女性だったことが判明します。
その結果、両国の刑事が共同で事件の捜査をすることになるんですねぇ。
この事件のあとも、同一犯人の殺人が次々と起きていきます。
主人公2人がとても個性的なドラマ
捜査ドラマとしても見ごたえがあるドラマですが、ともかく初っ端からサーガのそっけない態度になにこれ?って思ってしまいます。
スウェーデンの町を歩くと、美男美女がやたらと歩いているって聞いたことがあるんですが、サーガも黙っていると金髪でとても綺麗な女性なんですけどね。
封鎖された橋で、心臓の移植を受けるために救急車に乗っている人さえ、犯行現場だから通せないといいますし、無くなった女性議員の夫にも、お悔やみの一言も言わず、ズバズバ動機に心あたりは無いか顔色一つ変えずに聞くんですよね。
後で、彼女はアスペルガー症候群を患っていることが分かってきます。
なので特定の分野では優れた能力や集中力をもつものの、人の気持ちが理解できないんですよね。
ですがそれゆえに、高い捜査能力を持っています。
もう一人の主人公であるマーティンは、サーガとは正反対で、人情味が熱く社交的な人物ですが、女性にだらしなく、三人の妻との間に5人も子供がいて、さらに浮気までする男性なので、子供が作れないようにパイプカットをしたばかり。
パイプカットをして椅子に座るのも痛くてウロウロしている主人公ってほかじゃ見たことありませんよねw
容姿も綺麗なサーガとは違って、まったく格好もよくない、ちょっとでっぷりしたオジサンです。
なのに、なぜかしら、女性に愛されるんですよねぇ。
少しネタバレになってしまいますが、マーティンのこの女癖の悪さが、沢山の悲劇を招いちゃうんですから、女遊びもほどほどにって思っちゃいましたwww
この二人を筆頭にして、出てくる登場人物がとても個性的というか・・・・変というかww
北欧の人って、変わってる人が多いのかなと変な偏見をもっちゃうかもしれない作品でもあります。